次郎ブログ

一般人の日常

座禅について

みなさんは座禅を知っていますか?

 

座禅と聞いても具体的に

どのようなことをするのかなどを

知っている方は少ないかなと思います。

 

座禅とはどういうものなのかを

お伝えできればなと思います。

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 座禅とは

姿勢を正して座り、

精神を統一させることで

自分と向き合うという

仏教の修行方法のこと。

 

本来的な意義は、

自分自身のこころを

静かに見つめ直すことにあります。

 

歴史は非常に古く、

仏教の開祖である

お釈迦様の修行に始まると言われています。

 

座禅と坐禅の違いとは

坐も座も「座る」に違いはありませんが、

坐は座る動作そのものを指します。

 

一方、

座は座る場所を表しています。

 

「ざぜん」においては

行為が重要であることを考えた場合、

坐禅と表記する方が

ふさわしいといわれています。

 

また、

坐と座の違いを見ると、

座には屋根を表す「まだれ」があります。

 

その昔、

お釈迦様は屋根がないところで

坐禅をしていたという言い伝えから、

坐禅」がふさわしいとする説もある。

 

では、

なぜ「座禅」と

書くようになったのかというと、

「坐」という漢字が

常用漢字ではないことから、

いつの間にか座禅という

表現をすることが増えたようです。

 

座禅と瞑想の違い

座禅と瞑想の違いは「目的」

 

瞑想は脳がほぐれ、

疲れも不安もなく

穏やかな気持ちになることが目的です。

 

それに対して、

座禅は何もありません。

 

言うなれば

座禅を行うことが座禅の目的です。

 

目的がない、

目的を設定してはならないのが

座禅なのです。

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座禅の仕方

1.座布団を二つに折って

  お尻のしてに充てる

 

2.右の足を左の腿の上にのせる

  (半跏趺坐/はんかふざ)。

 

  可能ならば

  さらに左の足を右の腿の上にのせる

  (結跏趺坐/けっかふざ)。

 

3.手は掌(てのひら)を上に向けて、

  右手を足の上におく。

 

  そしてその上に左手をのせる。

 

4.両手の親指の先端が

  軽く触れるように組む

  (法界定印/ほっかいじょういん)。

 

  または、

  右手を左手で包むように握る

  (結手/けっしゅ)。

 

5.顎(あご)を引き、

  頭が前後左右に傾かないようにする。

 

  そして身体を前後左右に動かし、

  重点を安定させる。

 

呼吸の整え方

腹式呼吸を繰り返すことで

呼吸を調えます。

 

深々と吸い込んだ息を吐き出す

       ↓

徐々に静かな呼吸に

調えていくようにしましょう。

 

深呼吸のように

お腹一杯吸い込む必要はありません。

 

吐く息を静かにゆっくり、

長々と出すことが大切です。

 

6.姿勢と呼吸が調ったら、

  心を調えます。

 

心の調え方

最初は「息の回数」を数えます

(「数息観/すそくかん」)。

 

一呼吸を一とし、

息を出すとき、

ひとつ、ふたつ、みっつと

心の中で静かに数え、

十まで数えたら

また一つに戻って始めます。

 

座禅をしていると雑念が涌いてきて、

なかなか無心になることができません。

 

「数息観」を続け、

身体と呼吸、

心を調える努力が大切です。

 

座禅の魅力

姿勢を整えられること

 

特に座って仕事をすることの多い人は、

良くない姿勢で

日常生活を送りがちなので、

一度座禅で調えるのも

いいかもしれません。

 

ゆったりと呼吸を調えて、

心の落ち着きに繋がること

 

普段なかなかリラックスした

時間をとれない人には、

座禅をすることで

心に良い変化が訪れるかもしれません。

 

落ち着いて自分の心を見つめ直せること

 

人間関係や仕事など、

悩みを抱えている人も多いことでしょう。

 

「悩みをどう解決すれば良いのかわからない」

 

「自分はこのままでいいのだろうか」など

 

今の自分とゆっくり向き合いたい人に

座禅はおすすめ。

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座禅会や座禅体験というものがあるので

そういうものをしてみるのも

良いのかなと思います。

 

この記事を読んで

少しでも座禅について

知っていただけたなら幸いです。